【Salesforce】Amazon ConnectでTodoの関連先設定

こんにちは。

SalesforceとAmazonConnectを連携して、AC CTI AdapterのScriptでカスタマイズする内容をあまり見かけないので、記載方法などを記述します。

まず、ScriptはJavaScriptで記載していきます。
Amazon Connect の関数が用意されているので、そちらを使用していきます。
※関数については、ガイドラインのP.112あたりからリファレンスが記載されています。

例として、電話番号からSalesforce内を検索し、IDを取得して、Todoの新規入力画面に、取引先を設定します。

今回は着信があったら、新規Todoを登録するようにしようと思うので、onConnectingでScriptを作成します。

Scriptには以下を追記します。

// 電話番号をAmazon Connect のcontact情報から取得　･･･①
let phoneNumber = ac.Utils.Contact.getCustomerPhoneNumber(contact);

// フォーマット　･･･②
let formatPhoneNumber = ac.Utils.Common.formatPhoneNumber(phoneNumber, 'JP');

//SOSL作成　･･･③
let searchQuery = 'find {' + formatPhoneNumber + '} in Phone fields RETURNING Account(name, id)';

// 検索　･･･④
let retValue = ac.Utils.Salesforce.searchAsync(searchQuery);

// 検索結果戻り値処理　･･･⑤
retValue.then(function(res) {
  let resList = res.getArray("searchRecords");
  let record; 
  
  for (var i=0; i<records.length; i++) {
    record = records[i].record;
  }

  // TodoにIDをセットして画面を表示
  ac.Utils.Salesforce.screenPopNewRecord(
    'Task', {
      'WhatId': record.Id,
      'Description': ''
    });
});

// 電話番号をAmazon Connect のcontact情報から取得　･･･①

let phoneNumber = ac.Utils.Contact.getCustomerPhoneNumber(contact);

// フォーマット　･･･②

let formatPhoneNumber = ac.Utils.Common.formatPhoneNumber(phoneNumber, 'JP');

//SOSL作成　･･･③

let searchQuery = 'find {' + formatPhoneNumber + '} in Phone fields RETURNING Account(name, id)';

// 検索　･･･④

let retValue = ac.Utils.Salesforce.searchAsync(searchQuery);

// 検索結果戻り値処理　･･･⑤

retValue.then(function(res) {

let resList = res.getArray("searchRecords");

let record;

for (var i=0; i<records.length; i++) {

record = records[i].record;

}

// TodoにIDをセットして画面を表示

ac.Utils.Salesforce.screenPopNewRecord(

'Task', {

'WhatId': record.Id,

'Description': ''

});

①②：電話番号をAmazon Connect のcontactから取得してフォーマットしています。
（おそらく元から入っているロジックなので、すでに記載されていれば追加しなくていいです。）

③：電話番号でAccountを検索するSOSLを作成

④：SOSLを実行

⑤：④の結果取得後、取引先のIDを取得し、Todoの新規登録画面にセットして画面を表示

実行結果は以下のとおり

無事、取引先が設定された新規Todo登録画面を表示することができました。

この実装を実現するために、自分で模索していったことを以下に記載します。
調べ方などわかれば、皆さんも実装できると思いますので、参考にしてみてください。

実装するまでの流れ

ガイドラインを見ると、

と記載されていますが、これだけではよくわからないですよね。Seeのリンクを開いてみても、SalesforceのAjaxについての説明が出てきますが、ガイドラインの記述とどう関係しているのかが不明でした。

そこで、とりあえず静的リソースを探してみました。

すると、、、

やはりありました。
中身のファイルを開くと

となっており、関数の内部で、SalesforceのAjaxを呼び出しているようです。
（他の関数ではコールセンターの関数も呼び出しているようでした。）

sforce.connection.search

1	sforce.connection.search

を使用しているようなので、使用方法を開発者ドキュメントで調べてみると、以下のとおりでした。

このサンプルを、参考に処理を記載して、無事に実装ができました。

なお、お試しの感じで、作ったので、エラーの考慮などは入れてません。

所感

ガイドラインに使用可能な関数が記載されていますが、関数と戻り値のみで具体的な実装方法が記載されていないので、少々、戸惑いました。Salesforceで使用する関数については、開発者ドキュメントのサイトを見てとリンクが貼ってありますが、これを見てすんなり実装は難しいんじゃないかなと思いました。

実装するまでの流れ

所感

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